前年度分の確定申告期間は、毎年2月中旬~3月中旬です。期間内までに確定申告できなければ「期限後申告」となります。
遅れた日数分、延滞税(年利最高14.6%)をあわせて支払ったり、場合によっては無申告加算税(最高20%)を納める必要が生じます。
延滞税や無申告加算税は、本来の納税額に上乗せして納付する罰則的な税金です。
個人事業主の確定申告には白色申告と青色申告があることは
所得税の青色申告承認申請書についてでも記載しましたが、私が青色申告をどのように行ったか具体的にご説明します。
私は、確定申告を
e-Taxを使って行いました。
以前から年金で暮らしている父の確定申告を
e-Taxを利用して行っていましたので、さほど混乱はありませんでしたが、記入項目が多くなりますので、注意が必要でした。
e-Taxを利用する上での準備事項は以下の通りです。
① e-Taxソフトを使う環境の確認ハードウェア
•CPU:Pentium4(1.6GHz)以上(又はその相当品)
•メモリ:512MB 以上
•ハードディスクドライブ(HDD):2GB以上の空きエリア
•画面解像度:1024 × 768以上
OS
・Windows Vista
・Windows 7
・Windows 8.1
・Windows 10
ブラウザ
・IE 9
・IE 11
上記の通り現在、通常に使用しているPCであれば殆ど問題ないと思います。
② 電子証明書の取得e-Taxでは、インターネットを利用してやりとりするデータについて、電子証明書及び電子署名を用いて、以下の2点を確認しています。
1.そのデータの作成者が誰であるのか
2.送信されたデータが改ざんされていないこと
つまり、インターネットを利用したデータのやりとりにおいて、免許証やパスポートのような本人確認の役割を果たすものが電子証明書であり、データの真正性を保証するために必要なものが電子署名なのです。
今までは、
住民基本台帳に電子証明書を組み込んで使用しておりましたが、
マイナンバーカードの施行によりその中に、
住民基本台帳の機能も盛り込まれたため、電子証明書もそこに組み込まれています。
、
マイナンバーカード交付申請した時に、電子証明書の格納を希望していれば、カードに電子証明がついているはずです。
③ ICカードリーダライターの確認ICカードリーダライターが、
マイナンバーカード読み込み可能か確認しておく必要があります。
私は、幸いなことに今まで使用していたものがそのまま使えました。
対応ICカードリーダライターのリンクをご覧の上ご確認、調達してください。
④ 開始届出書の提出e-Taxを利用しようとする場合、「電子申告・納税等開始届出書」を事前に納税地を所轄する税務署に提出する必要があります。
開始届出書の提出は、
e-Taxを利用するための共通的な手続であり、「開始(利用区分)」で「申告・納税等手続」を選択した開始届出書を提出すれば、申告、納税及び申請・届出等のいずれの手続も
e-Taxを利用して行うことができます。その後、手続ごとに改めて、開始届出書を提出する必要はありません。
開始届出書は、「
e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー」を利用すれば、オンラインで提出することができます。
なお、開始届出書は書面で提出することもできます(「
書面による開始(変更等)届出」)。
⑤ ルート証明書・中間証明書のダウンロード及びインストールe-Taxの利用に当たっては、PCに政府共用認証局(官職認証局)と政府共用認証局のルート証明書・中間証明書をインストールする必要があります。
ルート証明書インストールマニュアル⑥ 利用者識別番号等の確認■ 開始届出書をオンラインで提出した場合
開始届出書をオンラインで提出した場合は、利用者識別番号等がオンラインで発行(通知)されます。
■ 開始届出書を書面で提出した場合
開始届出書を書面で提出した場合、税務署から「利用者識別番号等の通知書」が送付されます。
⑦ 各種ソフトのインストール及び設定e-Taxソフトには、
・
Web版・
スマートフォン版・
ダウンロード版がありますので、利用出来る環境やお好みに合わせて利用して下さい。
マニュアル通りにインストール設定が完了すれば、それまで記入してきた帳簿を見ながら数値を入力していけば必要な申告書は作成出来る仕組みになっています。
私が、初めて使用した感じでは、帳票間の連動が出来てないので、同じような数字、もしくは合計値を転記する必要があり、親切でないなという印象を受けました。
内容が役立ちましたら、下記ボタンをクリックお願いします。